セーラー服と機関銃by薬師丸ひろ子

青く澄んだ空の下で

山里あさみ

大柄で、顔のつくりもひとつひとつがくっきりはっきりしていた。髪の毛も赤みがかっているので、ちょっと異国的雰囲気のある女子だ。

彼女の家はバス通りの建設屋さんで、昔は小さな事務所だったが今は立派なビルになっている。彼女の弟が経営しているらしい。

彼女の叔母が近所に住んでいる。そのおばさんに出会うたび、あさみは元気か訊こうと思うが、勇気が出ない我ながらだらしない。

阪田喜代美

ラクダのような顔をしていて黒縁のメガネをかけている。ひとりだとおとなしいが、集団になると俄然うるさくなる。おばちゃん気質だ。

あさみと家が近所らしい。

最近、近くのスーパーマーケットで見かけたが、あまりに変わってなさすぎて引いてしまった。いるんだな、そういうタイプも。

橋村光一

根は悪い奴ではないと思いたいが、どうも腹の底で悪意を抱いている感じがするので近寄り難い。例えば、試験の前にノート見せてよと頼むと、露骨にイヤな顔をする。お前みたいなキリギリスに見せられるか、みたいな顔をする。

そう言えば、ヒアリに似てるかも。

(photobyChihiroSorano)